Lyrics
Beyond the days
立ち止まってることさえ 精一杯だった日も
ぐっと足を踏みしめては 見えない何かを守っていた
くちびるかんでこらえた悔しさ
手懐けて未来へ持っていこう
あの日 自分と交わした約束
裏切るほどの勇気は まだないんだから
何度も願ってたことが その通りにいかなくても
抱きしめていたい "たった1つ" を見つけたなら
なみだの河を泳いでも 消えやしない灯火 ほら
この胸の中で 迷いも不安もあぶり出し 光っている
うまくいくと信じていた 自分が恥ずかしいくらいに
打ちのめされた日 それでもまた信じる方を選びたい
受け入れられなかった理不尽も
時が経ってみればかわいくみえる
あの日 ニードルで刻んだ約束
うち消すのもまた 心を傷つけるなら
何度も願った明日が 迎えにきてくれなくても
抱きしめていたい "たった一つ" ここにあるから
長いこと握りしめすぎて ぐしゃぐしゃになった絵なら
今度はそれを目の前に叶えればいい もっとリアルに
ひとり泣いてた昨日が ほら強さに変わっていく
何も知らずに楽しかった頃よりも
ずっと強い足取りでいま 超えていく
何度も願ってたことが その通りにいかなくても
抱きしめていたい "たった一つ" を見つけたなら
なみだの河を泳いでも 消えやしない灯火 ほら
この胸の中で 迷いも不安も包みこみ 光っている
ODE
見慣れた街のどこかに起こるはずの革命を
信じながらも 平穏な毎日に安堵して
なにかいいことはないかと 移ろい彷徨い
でもほんとは つまらないのは世間じゃなく俺だ、と気付いてた
この現在 選んだのは だぁれ?
「後悔などはない」という瞳が震えてる
傷つくのがこわくて ショーケースに入れた情熱が
今も健気にガラスを叩いているのなら
まぶしさに目を逸らした光を見据えて
その胸のコンパスが指し示す方へと
『触らぬ夢に悲劇なし』
誰の手にも触れぬ場所にしまったままの願いは
あの日のまま 真っ新に
この現在にすがるのは なぜ?
間に合わせで買ったのに それしか履いてないシューズ
傷つくのをおそれて シューケースに入れた
真っ白なスニーカー 見果てぬ大地も越えてゆけるように
見通せてしまった未来に さよならを告げ
その胸の天秤が傾く方へと
夢見た街の景色すら飽き足りず また旅立ってゆく
自分によく似た男を 描きながら
おやすみ
今日はすこしいやなことがあったのね
こどもじゃなくたって 聞かせてララバイ
ため息で夜を 閉じないように
魔法をかけて踊れ 夢の深みへ
数の知れたかなしみなど 見つけるよりも
目を閉じれば浮かぶ星をかぞえて おやすみ
夜の空に染まり ブルーな子の刻
こどもじゃないからこそ もう一度ララバイ
やわらかな毛布に包まれて
明日を願い眠れ 夢の深みへ
右からふたつめ はるかまたたく5等星
気づきすぎてしまうきみしか見えないひかり
天の原
渡ったら
おちていく
夢の彼方へ
数の知れたかなしみなど 見つけるよりも
目を閉じれば浮かぶ星をかぞえて おやすみ
かなしみなど たかが数が知れてるはず
目を閉じれば無数に浮かぶ星をかぞえて おやすみ
Photo Mess
心のボードに重ねてきた 思い出のフォトコラージュ
どの一瞬も今日はいとしい
一人だけ目をつむってた はじまりの集合写真
今になると恥ずかしい 流行ってたばかなポーズ
思い出そっと取りだして 笑いあえるこの時間も
明日からはなくなるって 口にしないけどみんな知ってる
ボードの真ん中未完成の 僕たちのフォトコラージュ
最後の一枚を飾ったら…
夜通し騒ぎしかられた 秋旅行のピースサイン
うれし泣きをぬすみ撮った サプライズの誕生日
思い出そっと取りだして 笑いあえるこの時間も
明日からはなくなるから さみしい顔今はできない
選びきれずに あれもこれも欲ばり貼ったね
イマイチのセンスで重ね合った 思い出は今
今度こそ目をつむるなと 茶化され撮る集合写真
いつもより余計にふざけてるわけは だれも言えない
こんなふうに過ごすことも 明日からはなくなるから
最後まであいかわらずな 笑顔を真ん中にそっと重ねて
コラージュの真ん中 そっと飾って
Truth in Jest
君の足音なら 容易く見破ろう
ほらまた 何の変哲もない僕を追いかけてくれる
日々の煩いなど ささやかに思える
ビロードのやわらかさ纏った 屈託のないその笑顔
狭間に揺れ動いている 秘密も過去も請けおって
いつも口ずさむあの歌を 僕らなり解釈できるまで
ジョークにまぎれて 君がいたずらに告ぐ「あいしてる」がまたくすぐる
自分から言っておきながら 照れる姿が可笑しい
何度掴んだとしてもすり抜けていく光 目を細めながら辿って
むかしから探していたようなぬくもり 無邪気に差し出す 君にあいたい
僕の記憶すべて 埋め尽くす君の色
いまさらどんな絵の具足しても 塗りつぶせないグラデーション
気付くか通り過ぎるのか 微妙な線狙いながら
君が仕掛けていく伏線を そっと回収できるその日まで
冗談まじりに いなくなる、などという君の台詞 怯えるのは
その甘えこそが支えだと 重々承知してるから
何度伝えたとしても持て余すこの思い ときに上手く飼えなくても
ふたりなら叶えられること確かめるように この先を 君と行きたい
ジョークにまぎれて 君がさりげなく置く 点と点をつないで
現れる長い曲線が その続きを探してる
いつもやわらかに注ぐこの光の源 目を細めながら辿る先
僕の足音に気がついて はにかみ真実差し出す 君にあいたい